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2020.6.22
ニュース

WHOとUN-HABITATが”Integrating health in urban and territorial planning”を発表しました。

 WHO(国連世界保健機関)とUN-HABITAT(ハビタット=国連人間居住計画)は、これからの社会に不可欠な「健康になる街づくり」について、都市計画や公衆衛生の専門家、行政に向けて役立つ情報ブックとして”Integrating health in urban andterritorial planning”を発表しました。
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 100年前、公衆衛生の考え方が近代の都市づくりに取り入れられ、上下水道の整備、建築物の建設や道路の適切な敷設が人の命を守り、健康増進に寄与するようになりました。今も都市デザインは、人々の健康増進に貢献するべく発展し続けています。
 そして今、世界的な人口増加と社会の高齢化、生活習慣病患者の爆発的増加、環境から影響を受ける胎児、小児の増加などから人々を守るため、WACoでは「そこに住んでいるだけで健康になる街」という概念に基づき様々なプロジェクトを進めています。

 今回WHOとUN-HABITATが出した出版物は、”Sourcebook”とあるとおり、健康増進の街づくりに関する様々な情報へのアクセスがウェブ上で可能になっています。Sourcebookでは、国連が加盟国に対して2030年までに達成するべき17の目標として提案したSDGs(Sustainable Development Goals)の中でも特に「3.Good health and well-being(健康と福祉)」、「11.Sustainable cities and communities(持続可能な都市と地域社会)」に重点を置いて街づくりを進め、心身の健康を増進し、持続可能な社会を将来の世代に残そう、と訴えています。
 
章立ては以下の通りです。
1. Health in urban and territorial planning
2. What health can bring to urban and territorial planning
3. Why integrate urban and territorial planning with health?
4. Urban and territorial planning and health as natural allies
5. How to include health in urban and territorial planning
6. An assets-based approach with people at the centre
7. Choosing your entry point
8. Health appraisal, analysis and data tools
9. The heat of urban development