メンバー

領域統括挨拶

ゼロ次予防とは、運動や健康食の摂取など本人が意識的努力をせずとも、暮らしているだけで健康で活動的になる住空間・コミュニティーを指すものであり、建造環境を含む社会的環境の重要性に着目したWHO(世界保健機関)によって提唱された新たな概念です。 本プロジェクトでは、オフィスや住宅などハード面のデザイン・設計と、ハードに実装するソフト面の健康寿命延伸プログラム、そしてそれらを科学的エビデンスにもとづき評価するデータ解析ツールを連動させ、超少子高齢化社会を世界に先駆けて迎える我が国における健康長寿社会を実現します。ここでいう健康には身体的健康に加えて、心の健康や生きがい・幸福感などのWell-beingが含まれています。 本プロジェクトが目標とする新たな価値としては、個人の健康寿命延伸によるQOLの向上、世界的に拡大を続けるヘルスケア産業の市場において消費者に訴求する健康増進のための商品の提供、健康寿命延伸によって得られる社会保障費(医療費等)増大の抑制による財政健全化などが挙げられ、学問的挑戦性と産業的革新性を併せ持つ社会的インパクトの高い研究開発を目指しています。

領域統括挨拶

千葉大学 予防医学センター センター長 千葉大学大学院医学研究院教授 森 千里

領域・分野を横断するコンソーシアムメンバー

課題代表 千葉大学 予防医学センター 准教授 花里 真道
暮らしているだけで健康になるまちや空間の特徴を研究しています。研究成果をコンソーシアムメンバーと具体的なフィールドで検証し、誰もがいきいきと暮らすことのできる社会づくりを推進していきます。
株式会社竹中工務店 技術本部技術戦略部 副部長 石川 敦雄
さまざまな分野の企業の皆さんと一緒になって取り組んでいけるというところに強く期待しています。
株式会社ジャパンヘルスケア 代表取締役医師 岡部 大地
弊社は痛みの予防を目的に歩行可視化システムやオーダーメイドインソールを提供しています。スタートアップならではの関わり方ができ、千葉大学や参画企業のみなさまと一緒に0次予防を社会実装していければと思います。
千葉大学 予防医学センター 特任准教授 鈴木 規道
人は最も多くの時間を住宅で過ごすと言われています。「人生100年時代」「アフターコロナ」に向けて、健康増進・疾患予防の視点からも「住宅」の中で考えていかなければいけない事が数多くあります。様々な技術をもつ企業との共創の中で研究成果の社会実装を目指していきます。
積水ハウス株式会社 総合住宅研究所 健康・UD研究開発グループリーダー 田中 眞二
健康面の効果をしっかりエビデンスを取っていくことについて、千葉大学との取り組みでやっていきたいと考えております。
株式会社富士通ゼネラル 研究所 担当部長 高島 伸成
健康をテーマにした新たな付加価値の発掘など、WACoの実現に向け、皆様と共創してイノベーションを生み出していきたいと思います。
千葉大学 運営基盤機構 特任教授 上野 武
地域に根ざした実証フィールドでの取組みを進めることで、WACoの目標達成に寄与するとともに、大学連携型CCRCを基盤とした地方創生の具体的手法を提示していきたいと考えています。
リソル総合研究所株式会社 代表取締役社長 湯田 幸樹
この場所にこういった素材がある。それをどう有効活用すればいいのか、そういった実験も含めて千葉大学や他の企業と連携して、何か新しいサービスとか新しい仕組みをつくれればいいというのが非常に期待が大きいところです。
株式会社ミライノラボ 取締役COO 阿部 厚司
WACoの取組みを弊社の活動フィールドである地方の自治体や企業様に提案することで、健康で活動的なまちづくりの社会実装に貢献したいと考えています。
イオン株式会社 グループエリア戦略チーム 地域連携グループマネージャー 村瀬 義典
きたるべき地域課題の解決に向かい、千葉大学と一緒になって、この社会実験の推進をしていきたいというのが想いです。
千葉大学 予防医学センター 教授 近藤 克則
ゼロ次予防戦略に基づくWell-being(幸福・健康)な社会づくりを実践するためには,産官学連携による共創研究が欠かせません。OPERAでは,社会参加を促す建造・情報・社会環境づくりと,その健康への影響評価のモデル構築を目指します。
日本電気株式会社 第一官公ソリューション事業部 社会保障ソリューショングループ シニアマネージャー 谷川 哲也
千葉大学およびJAGESの研究会メンバーの研究知見というものがかなり重要と考えておりまして、そこの知見をお借りしながら分析を進めるということに期待しております。
パシフィックコンサルタンツ株式会社 プロジェクトイノベーション事業本部 プロジェクト統括部 部長 岡野 郊子
弊社がPPP事業運営に関わる施設や自治体を「実証フィールド」に健康まちづくりの評価・効果測定において、学識的見地とWACoに参画される企業の新技術を組み合わせた検証プログラムと評価指標づくりを確立し、新しいビジネスにつなげていきたいと考えています。
トーテックアメニティ株式会社 公共医療システム事業部 公共西日本営業部 日向 康博
介護予防における地域の様々な活動情報を収集する仕組みを構築致します。収集した情報を、千葉大学様や他のWACoプロジェクト参画企業様と連携を取り、評価分析していきながら、分析結果を地域にフィードバックすることで、地域貢献に繋げる所存です。
株式会社NTTドコモ R&Dイノベーション本部 クロステック開発部 システム企画 担当課長 堀口 賞一
「暮らしているだけで、健康で活動的になるコミュニティ」という目指すべき姿につき、「住民同士がつながり、助け合い安心して楽しく暮らせるまちづくり」をめざし、皆様とご一緒に取り組めることを楽しみにしております。
千葉大学 予防医学センター 教授 戸髙 恵美子
胎児期、小児期の環境や食事、健康状態はその後の長い人生の健康を決定づけるほど重要です。将来世代の健康を守る研究とその社会実装をコンソーシアム参画企業の皆様と共に実現していきます。
株式会社ニップン 中央研究所イノベーションセンター イノベーションセンター長 間 和彦
妊娠中の栄養状態は、神経発達やアレルギー発症などの出生児の発育・健康状態に影響することが報告されていることから、当コンソーシアムでは、周産期の食や生活習慣と子の健康状態の関連性を調査し、「安心して産み、健康に育つ」環境構築の端緒になればと考えております。